BISUIはんぞう

びすい はんぞう
BISUIはんぞう
地元の人には“口からはみ出るくらいに厚く切ってけろ”と言われるという「かつをの造り」(1,000円・税抜)、男山本店「蒼天伝 美禄 特別純米(夏限定)」(もっきり・900円・税抜)。
気仙沼の「いま」を伝える
漁師めし
「気仙沼の〝いま〟を伝えたいんです」。店主の村上 幸さんは、いつもそう言って笑う。彼と話すたびに、すぐにでも気仙沼を訪れたくなる。燃えるような徳仙丈山のつつじ、緑なす大島、サンマの豊漁に湧く港、幻想的な湾の気嵐。四季の風景を、旬の味わいとともに楽しむ気仙沼への旅に、心は飛ぶ。
 気仙沼の人々にとって、カツオは何より身近な魚。初夏から旬へと入り、9月には肥えた戻りガツオがやってくる。丸一本で手に入れて最後まで旨く味わう工夫も、気仙沼流だ。まずは当然、刺身でひと皿。たっぷり脂ののった腹側は銀皮造りで芽ネギと生姜醤油で。ややさっぱりとした背側は、ニンニクの芽のたまり漬で。分厚く切ったカツオの、酸をはらんだ豊かなうまみに、男山本店「蒼天伝 美禄 特別純米」。薫風の爽やかさ、丸みのある優しき味わいが好もしい。同じ男山のスタンダード「蒼天伝 特別純米」に酒を移せば、ぽん、とカツオの内臓の塩辛で和えた小鉢が出てきた。鮮度の良さを熟成の旨みに昇華した、心憎い酒肴だ。あがりのひと品には、カツオ茶漬け。土鍋で炊いためしに、ヅケにしたカツオをのせて熱いダシをかけてかっ込む。
 「わざわざ作る料理じゃないんです。刺身のカツオが残ったら、そこにある薬味と醤油とでぱぱっと味わう、地元の家庭料理です」
 だからあえて品書きにはないが、カツオとめしに余裕があれば叶えてくれる、最高の締めだ。
  • BISUIはんぞう 画像01
    気仙沼・横田屋本店の「かつを塩辛和え」(500円・税抜)、男山本店「蒼天伝 特別純米」(もっきり・750円・税抜)。酒は徳利やぐい呑みサイズでも提供。
  • BISUIはんぞう 画像02
    「かつを茶漬け」。熱いダシでうっすら火が入ったカツオから、さらにダシが出る。家庭でも試したいうまさだ。
  • BISUIはんぞう 画像03
    村上さんと男山本店との親交は深く、座敷の間仕切りもかつて蔵で使われた醸し樽の木蓋。唐桑の正月の縁起物・はじき猿がカウンターを彩る。

まだまだ伝えたい
気仙沼の魅力

顔写真
気仙沼漁港に水揚げされるカツオにサンマ、フカ、メカジキをはじめ、三陸沖の旬魚が一堂に会する『気仙沼 海の市』。1階には鮮魚店や海産物加工品店が並び、獲れたての魚介満載のすしや丼、テイクアウトのスナックなども楽しめます。(店主/村上 幸さん)
住所 仙台市青葉区国分町2-14-25仙台リッチホテル国分町 2F
電話番号022-263-8571
営業時間17:30~23:00
定休日月曜
駐車場なし
席数28席
目安6000円
カード
喫煙喫煙可

ページトップへ