佐々木酒造店
ささきしゅぞうてん“閖上を醸す”を合言葉に
酒蔵から地域の魅力を発信
酒蔵から地域の魅力を発信
「地酒は地域文化の液体化であり、地域の力水です」。
そう話すのは、佐々木酒造店の佐々木洋専務だ。
閖上の地で明治4年(1871年)に産声を上げ、創業150年を越える佐々木酒造店。
東日本大震災の津波により本社店舗、酒蔵が全壊したが、翌年には前例のない仮設蔵での酒造りを開始し、2019年10月、再び閖上の地に帰ってきた。
「お酒は神様にお供えしたり、祭りやお祝い事で飲まれたりなど、地域の文化を支え、人々を活気づける存在でもあります」と佐々木専務。
地域を元気にし、地域文化を継承したいという想いから、ひたむきに元の地での再建にこだわり続けてきたのだという。
その想いは原料選びにも表れている。
例えば、蔵の代表銘柄である「純米酒 宝船 浪の音」をはじめ、佐々木酒造店で造られる酒は、そのほとんどに宮城県産米を使用。
震災直後に奇跡的に残っていた貯蔵タンクから汲み出し、販売を始めた「純米酒 閖(ゆり)」には地元名取市で作られた酒造好適米「蔵の華」が使われている。
また、仕込み水に用いているのは、仙台せりの栽培にも利用される名取川の伏流水だ。
どのお酒も、せり鍋や赤貝、北限のしらすといった郷土の味に合うように醸されているのも特徴的。
それらの意図を、「テーマは“故郷を醸す”。
土地、米、水、人。
地域の素晴らしい素材をお酒という形でつなげ、さらに地元の食や文化、ストーリーなどと結んでエリア一帯で価値を生み出し、たくさんの人を呼び寄せられる町にしたいんです」と佐々木専務は語る。
「復興にご支援をいただいた方たちをはじめ、多くの人に『閖上が復興して良かった』と思っていただけるよう、お酒を通して地域の魅力を発信し続けていきます」。
熱い意志が込められた銘酒をぜひ堪能してほしい。
そう話すのは、佐々木酒造店の佐々木洋専務だ。
閖上の地で明治4年(1871年)に産声を上げ、創業150年を越える佐々木酒造店。
東日本大震災の津波により本社店舗、酒蔵が全壊したが、翌年には前例のない仮設蔵での酒造りを開始し、2019年10月、再び閖上の地に帰ってきた。
「お酒は神様にお供えしたり、祭りやお祝い事で飲まれたりなど、地域の文化を支え、人々を活気づける存在でもあります」と佐々木専務。
地域を元気にし、地域文化を継承したいという想いから、ひたむきに元の地での再建にこだわり続けてきたのだという。
その想いは原料選びにも表れている。
例えば、蔵の代表銘柄である「純米酒 宝船 浪の音」をはじめ、佐々木酒造店で造られる酒は、そのほとんどに宮城県産米を使用。
震災直後に奇跡的に残っていた貯蔵タンクから汲み出し、販売を始めた「純米酒 閖(ゆり)」には地元名取市で作られた酒造好適米「蔵の華」が使われている。
また、仕込み水に用いているのは、仙台せりの栽培にも利用される名取川の伏流水だ。
どのお酒も、せり鍋や赤貝、北限のしらすといった郷土の味に合うように醸されているのも特徴的。
それらの意図を、「テーマは“故郷を醸す”。
土地、米、水、人。
地域の素晴らしい素材をお酒という形でつなげ、さらに地元の食や文化、ストーリーなどと結んでエリア一帯で価値を生み出し、たくさんの人を呼び寄せられる町にしたいんです」と佐々木専務は語る。
「復興にご支援をいただいた方たちをはじめ、多くの人に『閖上が復興して良かった』と思っていただけるよう、お酒を通して地域の魅力を発信し続けていきます」。
熱い意志が込められた銘酒をぜひ堪能してほしい。