会津山都そば つつみ庵

あいづやまとそば つつみあん
会津山都そば つつみ庵
「天ざる」(1,800円)は細くてコシのある、喉越しの良い十割そば。エビと季節の天ぷらは、薄衣でさくっとしていてうまい。
飯豊連峰のふもとで育まれた
山都そばの美味さに感嘆
 岩手県の「わんこそば」や「盛岡冷麺」、秋田県の「稲庭うどん」、山形県の「冷たい肉そば」、宮城県仙台市の「冷やし中華」、福島県は喜多方市の「喜多方ラーメン」など、東北はご当地麺が豊富なエリアとなっている。
そんな中にあって、そば処として名を馳せているのが喜多方市山都町だ。
飯豊連峰に抱かれた同町は標高400メートルほどに位置。
飯豊山の伏流水と寒暖の差が激しい風土が良質なそばを育むことから、古くから「そばの里」と呼ばれている。
山都では製粉歩留りを70%以内に定めているため、そば粉は他の地域よりも白っぽいのが特徴だ。
また、そば職人でも難しいとされる、つなぎを一切使用しない十割そばが基本で、挽きたて、打ちたて、茹でたてを食べるのが通例となっている。
そんな山都そばを仙台にいながらにして満喫できるのが『つつみ庵』だ。
同店では、仙台では希少な会津のそば品種「会津のかおり」石臼挽きを山都町から直接仕入れ、毎朝手打ちを行っている。
さらに、お客さまに満足してもらえる質の高いそばを食べてもらえるよう、山都に伝わる伝統的な製法「生粉(きこ)打ち」を用い、つなぎを使わない十割そばを提供。
人気が高い「天ざる」や「にしんそば」はもちろん、手打ちのコシ、喉越しの良さ、上品な味わいを楽しめる。
「本来の山都そばより細いのが特徴です。
より美味しく食べていただけるよう日々修練を重ねています」と熊澤代表が真摯な表情で語るとおり、進化を続ける職人の技が活きている。
さらに、会津名産の上質な「馬刺し」も用意。
酒どころとしても知られる会津の人気地酒を味わうこともできるので、会津尽くしの贅を堪能してほしい。
  • 会津山都そば つつみ庵 画像01
    三日間じっくり仕込んだ特製ニシンをのせた「にしんそば」(1,400円)。本節、ゴマサバ節などをブレンドしたダシは香り高く、ツユを飲み干す人も多い。
  • 会津山都そば つつみ庵 画像02
    只見産まれの米焼酎「ねっか」のほか、蕎麦焼酎や季節酒も用意。飛露喜・会津娘・国権の3種を飲み比べできる「利き酒セット」(1,100円)も人気だ。
  • 会津山都そば つつみ庵 画像03
    会津ブランド特上のランプ肉を素材とする「馬刺し」(1,200円)は会津から冷凍せずに直送。「にしんの山椒漬け」(600円)は会津の郷土料理のひとつ。
  • 会津山都そば つつみ庵 画像04
    店内は吹き抜けの天井が心地よい開放感あふれる空間。木の温もりに包まれながら、会津山都の十割そばをゆっくりと味わってほしい。

まだまだ伝えたい
会津の魅力

顔写真
会津は、新緑や紅葉など四季折々の自然が魅力です。歴史と伝統が薫る街並みを散策するのも楽しいですよ。(店主/熊澤美佳さん)
住所 仙台市泉区旭丘堤1-27-24
電話番号022-233-5241
営業時間11:00~14:30LO、17:00~20:00LO
定休日火曜、月曜は昼のみ営業
駐車場11台
目安昼1,000円〜2,000円、夜1,000円〜3,000円
カード
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